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執筆者の写真M-Medicalオンライン保健室

子宮を守りたい~子宮頚がんゼロをめざして~①

更新日:2024年11月26日

2024年10月17日~19日、東京ビックサイトで行われたFem+~女性の健康と活躍を支援する展示会~に「M-Medicalオンライン保健室」と「おうちで検査」で出展しました。


企業にフェムケアサービスの導入をおススメする理由でもお伝えしましたが、同年代や同じような環境にいても女性の悩みは多岐にわたります。またホルモンの変化や月経による影響を受けやすく、軽度不調は見過ごされ、婦人科受診の遅れが病気の見逃しにつながることもあります。


私は看護師人生の中で主にがん医療に携わってきましたが、がんが見つかったときには進行していたケースも多くありました。とくに子宮頚がんの多くはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因と言われており、子宮頚がん検診で早期に発見することで適切な治療を受けることが可能であるにもかかわらずです。


発見が遅れる理由は様々です。

一つ目は、検診の予定があったがキャンセルをした。検診の日に生理になってしまった、担当医師が男性で抵抗を感じたなどです。その後、日をあらためて検診に行く人はどれくらいいるでしょうか。


二つ目は、自治体の検診クーポン券が届いたが、検診していない。地方や過疎地域では、医療機関へのアクセスが難しい場合があります。また特定の医療機関でしか使用できない場合があり、スケジュールを調整して検診に行くとなると、健康への関心が低い世代にとって「検診にいくこと」は優先順位が低くなってしまうのでしょう。厚生労働省の資料(子宮頚がん検診について、3P、2019年国民生活基礎調査)の中で、20~25歳の子宮頚がん検診率は15.1%と公表されています。


三つ目は、認識の低さがあげられます。子宮頚がんに限らず、健康に関する関心が低い方も多くいます。企業やコミュニティ単位でのヘルスリテラシーを高める取り組みが必要です。


四つ目は、症状が異常と認識されづらいこと。子宮頸がんの初期症状と言われる出血も月経不順や排卵時出血との思い込みで受診が遅れることがあります。そのためにも婦人科のかかりつけ医をもち、些細なことでも相談できることが理想です。


最後に五つ目は、デリケートな部分のことであるため、婦人科領域のことを避けてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただ単に恥ずかしい、婦人科に行ったことはあるが不快な思いをした、性的な悩みがあるなどです。


M-Medicalオンライン保健室は、医療従事者と女性をつなぐ場として、受診時の付き添いや自宅でできる検査の紹介もしています。安心して健康管理ができるサポートを提供します。女性が自分に合ったヘルスケアを見つけるためのお手伝いをし、悩みが解決するまで伴走します。 






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